書籍のご案内

雑誌「演劇と教育」で掲載した書籍をご案内しています。

小学校楽しい劇の本 低学年・中学年・高学年の全3巻
中学生のドラマ @現代を生きる A学園のドラマ B戦争と平和 Cいのちー光と影 D宮沢賢治の世界 E生命のつながり
F友だち・友情
感情の解放―演劇表現の本流、ザ・メソード・アクティング 「演劇と教育」2007年8+9月号本棚でご案内

副題「演劇表現の本流、ザ・メソード・アクティング」。1980年に著者はゼン・ヒラノ・アクティング・ゼミナールに初参加する。
以来20数年にわたる、ゼン・ヒラノ氏の実践現場の詳細な体験レポートだ。副題の「メソード・アクティング」はニューヨークの
アクターズ・スタジオの指導者として名高いリー・ストラスバーグが、スタニフラフスキー・システムを源に築いた方法論。
ゼン氏はストラスバーグに直接学び、さらに精神性を重視するマイケル・チェーホフの方法も加えて、独自の俳優訓練の
実践を続けている。ゼン氏の方法と考え方が、著者自身の濃密な受講体験を通して具体的に示されている。
生きることのレッスン 内発するからだ、目覚めるいのち 「演劇と教育」2007年8+9月号本棚でご案内

副題「内発するからだ、目覚めるいのち」。第一章は「ことばとからだに出会うまで」ということで作者の敗戦後史、第二章は
「『八月の祝祭』をめぐって」著者へのインタビュー、第三章は「いのちを劈くレッスン」。著者の思索との軌跡と実践の現場を
伝える。
お母さんといっしょの優しい時間―NHK「おかあさんといっしょ」初代プロデューサーの子育てばなし 「演劇と教育」2007年8+9月号本棚でご案内

演劇集団「円」の「こどもステージ」で多くの舞台を演出してきた小森さんの体験的子育てエッセー。副題に
『NHK「おかあさんといっしょ」初代プロデューサーの子育てばなし』とあるように、NHK在職時代の「ブーフーウー」や
「うたってあそんで」のこと、そして岸田今日子さんといっしょに創りつづけた「円・こどもステージ」のことや、「絵本」のこと、
「子育て」のことなどが綴られている。「こどもを育てる」のではなく、「いっしょに育つ」ということばに著者の子どもへの
暖かいまなざしを感じさせる。
教師学びの演出家 「演劇と教育」2007年8+9月号新刊・旧刊でご案内

「教師 学びの演出家」渡部淳著
もうひとつの学校―ここに子どもの声がする 「演劇と教育」2007年6月号新刊・旧刊でご案内

「もう一つの学校 ここに子どもの声がする」宮原洋一著
日本現代演劇の諸相 「演劇と教育」2007年5月号新刊・旧刊でご案内

『日本現代演劇の諸相』香川良成著
読んで、演じて、みんなが主役!―光村の国語 (1) 「演劇と教育」2007年4月号本棚でご案内

角書きに「光村の国語」。教科書出版社による国語科での表現活動テキスト。「@音読・朗読・暗唱・群読」「A劇・朗読劇」
「B落語・口上・決めぜりふ・ショートコント」の三巻組。各巻、脚本やテキストを示しながら、子どもたちに活動のねらいや
留意点を示す教科書スタイル。
身体感覚をひらく―野口体操に学ぶ 「演劇と教育」2007年4月号本棚でご案内

スポーツ選手、演劇や音楽の道を目指す人にとって、小さな動きや状況の変化を感じとり自らの感覚を生かしながら動くことが
必要になる。その基本になる「身体感覚」をひらき、磨くことの大切さをわかりやすく説く。そのための野口体操の動きを
わかりやすく紹介する。
心ひらくドラマセラピー 自分を表現すればコミュニケーションはもっとうまくいく! 「演劇と教育」2007年4月号新刊・旧刊でご案内

『心ひらくドラマセラピー』尾上明代著
賢治先生がやってきた 「演劇と教育」2007年3月号本棚でご案内

養護学校高等部を舞台にした小説3本と脚本3本で構成されている。著者は養護学校教諭。脚本『賢治先生が
やってきた』と『ぼくたちはざしきぼっこ』は文化祭で上演されたもの。
あした―高丸もと子詩集 「演劇と教育」2007年3月号本棚でご案内

本誌2006年3月号掲載の小学校向け脚本『うそついたら はり千本のーます』の作者、高丸もと子さんの詩集。
「四月から一年間、おじいちゃんのところでくらしてほしいんだけれど、できる?」両親に言われて大阪の少年、
はるかは富士山の見える高原へ。自然に囲まれた環境、小さな学校、祖父母との暮らし…。はるかの一年間、
瑞々しい心の詩。
もうひとつの学校―ここに子どもの声がする 「演劇と教育」2007年3月号本棚でご案内

1970年代の初め、子どもたちは空き地や路地でよく群れて遊んでいた。そこは家庭と学校以外の
もう一つの学校であった。子どもたちの「あそび」の世界から見えてくる創造の姿を写真と文で活写。
著者にはかつて1979年から1983年の四年半にわたって、本誌の巻頭を子どもの表情や町中の
子どもの様子を写真と文で飾っていただいたことがある。
声が生まれる―聞く力・話す力 「演劇と教育」2007年3月号本棚でご案内

十六才で聴力を取り戻した著者が、声・ことばを獲得していき、その後の竹内レッスンを通して、
相手に届く声について、ことばについて発見していった過程をていねいにたどる。声そのものが生まれ、
「ことば」として立ち上がり、「話す人」が生まれ出るまでのステップを一つ一つはっきりさせてゆくことを
めざした本。
ストーリードラマ―教室で使えるドラマ教育実践ガイド 「演劇と教育」2007年3月号新刊・旧刊でご案内

「ストーリードラマ 教室で使えるドラマ的実践ガイド」ディヴィッド・ブース著

宮本健太郎書評
心ひらくドラマセラピー 自分を表現すればコミュニケーションはもっとうまくいく! 「演劇と教育」2007年1+2月号本棚でご案内

副題「自分を表現すればコミュニケーションはもっとうまくいく!」。日本で初めてのドラマセラピストによる、日本で
最初にドラマセラピーを紹介する本。演じることで心がひらかれ癒されるというドラマセラピーとはどのようなものかが
書かれている。他者とのコミュニケーションやストレス発散がその効用だという。著者は演教連会員。
竹内レッスン―ライヴ・アット大阪 「演劇と教育」2007年1+2月号新刊・旧刊でご案内

「竹内レッスン−ライブ・アット大阪」竹内敏晴著

岩内博書評
子どもと教育 2006年 11月号 [雑誌] 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

特集「楽しい音読入門」。「1年 みんなで読み取った想いを音読で表現する」(小川修一)など小学校の音読実践を
8本集めている。
生活教育 2006年 11月号 [雑誌] 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

特集「自らを語れない子どもたち−心が通い合う表現力を育てる」。「生きて働くことば」(浅川陽子)、「生活が表現を育てる」
(田中仁一郎)「ことばとこころの受け渡し」(福田三津夫)など特集関連の実践と論文が5本掲載されている。
演劇は道具だ 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

演劇の入門書であるが、演劇を通じて手に入れた「知恵」によって、人のことをより深く考える本。演劇の作り方や俳優の
演技の仕方ではなくて、演劇の力をもとに、からだのことを考え、人とのかかわりかたを考える。「みる」「すう、はく」
「ふれる」「たつ」の四章からなる。
教育に強制はなじまない―君が代斉唱予防裁判における法廷証言 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

2006年9月21日、東京地裁は、「国家斉唱義務不存在確認等請求訴訟」いわゆる予防訴訟について、原告らの訴えを
全面的に認め、都教委の通達を違法とする画期的な判決を下した。本書は原告側の証人として東京地裁に提出した
意見書と法廷での証言をまとめたものである。教育基本法の「改正」論議が進み、「学校から自由が逃げていき、
教育から人間が消えていく危機的状況」(まえがき)のなかで本書の上梓された意義は大きい。
日本現代演劇の諸相 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

今まで新聞、雑誌、研究誌等に発表された論考や劇評、時評をまとめたものである。冒頭の「日本近代演劇の黎明」は
北村透谷の演劇感に焦点を当て、日本の近代戯曲の成立を論じている。二章は1999年から三年間、新聞「赤旗」に
掲載された劇評、三章は2001年から2006年7月号まで雑誌「教育」に掲載された演劇時評を中心に編まれている。
四章には雑誌「テアトロ」に執筆したものが主になっている。中に演劇教育に触れている稿も含まれており、書名の通り、
日本の現代演劇の諸相を多面的に描いていて興味深い。
日本語を生かすメリハリ読み!―漱石で学ぶ「和」の朗読法 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

副題は「漱石で学ぶ『和』の朗読法」。「メリハリ読み」とは能や狂言の語りの基本になっている後半を強調する読み方だという。
物語文では地の文をこのメリハリ読みで、会話の文を「セリフ読み」でと提唱する。おもに二つの読みと、朗読の大切な要素
として「緩急と間」に触れている。朗読テキストと実践編のCDが付録として付いている。
竹内レッスン―ライヴ・アット大阪 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

81歳になった竹内敏晴氏の最近のレッスン記録。全劇研や本誌上でもおなじみの竹内氏のレッスンは、現在も定期的な
ものとしては東京、名古屋、大阪で行われている。そのなかでも吃音者のグループとの出会いから発展した大阪レッスンは
その吃音者グループが主催で毎月行われている。そのレッスンの記録を中心にまとめたのが本書である。ことばが相手に
届くとはどういうことか追求した本。
未来を拓くシュタイナー教育―世界に広がる教育の夢 「演劇と教育」11月号新刊・旧刊でご案内

「未来を拓くシュタイナー教育−世界に広がる教育の夢」
広瀬俊雄・秦理絵子著

蓮沼元宏書評
読んで演じたくなるゲキの本 小学生版 「演劇と教育」10月号本棚でご案内

「読むだけでワクワク!人気脚本家9人が全力書き下ろし」というキャッチフレーズの脚本集が出版された。学校から演劇が
消えかかっているという要因にいい脚本集がないという認識が出版の理由だ。内舘牧子や市川森一も執筆しているが、
学校現場でどれほど上演されるかは未知数。中学生、高校生向きもあり全3冊。
くつろいで、くつろいで、とことんくつろいで―イケダ自然体操 「演劇と教育」10月号新刊・旧刊でご案内

「くつろいで、くつろいで、とことんくつろいでーイケダ自然体操」
池田潤子著

藤島徳江書評
俳優になりたいあなたへ 「演劇と教育」8-9月号本棚でご案内

高校演劇の甲子園、高校演劇コンクール全国大会の審査員を終え、東京へ向かう新幹線の車中でのできごと。コンクールに
参加した高校生に「どうやったら俳優になれるのか知りたいんです」と話しかけられ、その高校生に答えるという設定で
書かれている。俳優の仕事、俳優を目指すことの実際について、とてもわかりやすく語っている読みやすい本。
未来を拓くシュタイナー教育―世界に広がる教育の夢 「演劇と教育」8-9月号本棚でご案内

市民一般や研究者にシュタイナー教育が関心をもたれたのは1970年代に入ってからだった。点数のつくテストや成績表の
ない教育、音楽や絵画などの芸術をすべての授業に取り入れる教育活動、独特の身体表現オイリュトミーなど、本誌でも
たびたび取り上げてきた。近年わが国初の公的に認可されたシュタイナー学校が設立された。本書によってシュタイナー
教育の全体像が明確になる。とりわけ「教育活動としての演劇」でシュタイナー学校の演劇教育に言及されている。
くつろいで、くつろいで、とことんくつろいで―イケダ自然体操 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

野口三千三の野口体操を引き継いで、イケダ自然体操を創始した著者による初めての本。毎日の生活の中でからだを感じて、
気づき、ゆるめる。そうして、気持ちよく生きるのも“体操”だということが、具体的に示される。七十七歳でこの体操を始めた
カチカチのからだのSさんが、体操を続けているうちに少しずつほぐれて、しまいには性格まで明るく変わってしまったところ
など、読み応えあり。演教連の全劇研の人気講座で今夏も講師を務める。
ケアリングクラウン 1 病院編 「演劇と教育」7月号新刊・旧刊でご案内

「ケアリングクラウン1〈病院編〉」
ショーバナ・シュエブカ著 高田佳子訳

深澤光洋書評
演出のしかた 「演劇と教育」6月号特集でご案内
限界芸術論 「演劇と教育」6月号特集でご案内
劇へ―からだのバイエル 「演劇と教育」6月号特集でご案内
劇あそびの基本 「演劇と教育」6月号特集でご案内
原初生命体としての人間 ― 野口体操の理論 「演劇と教育」6月号特集でご案内
芸術による教育 「演劇と教育」6月号特集でご案内
ドラマによる表現教育 「演劇と教育」6月号特集でご案内
演出家の仕事―六〇年代・アングラ・演劇革命 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

一大ムーブメントを巻き起こしたアンダーグラウンド演劇シーンを、その歴史的な流れや思想、またそれぞれの演出家・
演出論、エッセイやインタビューなど、さまざまな“演出”の角度から読み解く。付録で60年代より活躍した30名の演出家を
紹介。
短編劇集 中学校の出会いと別れ―少人数劇〈2〉 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

大阪発の劇作脚本シリーズ全10巻の最終巻は「少人数劇2」として登場人物5人以下の作品7編を収載。河内尚和『窓辺の
ファンタジー』『星と少女とフルートと』、大橋むつお『ユキとねねことルブランと』『シャボン玉創立記念日』に、関東作者による
3編が加わる。小林円佳『敷根島の蛇は噛まない』、志野英乃『星に願いを』『卒業のバトン』。旺盛な創作意欲にあふれる
作者たちの力作が並んでいる。
教室を路地に! 横浜国大vs紅テント2739日 「演劇と教育」4月号新刊・旧刊でご案内

「教室を路地に!横浜国大vs赤テント2739日」
唐十郎・室井尚編著

渡辺茂書評
げき 3 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

東京・杉並区立富士見丘小学校「〈通年の演劇授業〉の試み〉を篠原久美子が報告、インタビューは人形劇団クラルテ・
芳川雅勇さんに聞く。「劇団訪問」ではコーロと道化を紹介。アンケート「戦後60年 児童青少年演劇は戦争をいかに描いて
きたか?」には71劇団が回答を寄せ、289作品が紹介されていて、興味深い。ほかに、戯曲・森田博『わいどま、ぎゃあというとたたききるど」など。
ことばを育む教室―つながり・わかちあう「ことばの体験」を 「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

「ことばを育む教室 つながり・わかちあう「ことばの体験」を」

朝倉なぎさ書評
表現力のレッスン 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

人気の演出家・劇作家である著者は、早稲田大学の客員教授として「表現力」のためのレッスンを6年間続けてきた。
そこで行われた20のレッスンをわかりやすく紹介している。レッスンをする上でのポイントが示され、学生たちが
やったときの様子も紹介されていて、すぐに楽しく取り組めるようになっている。もちろん、読むだけでもためになる。
いちねんせい-ドラマの教室 「演劇と教育」1+2月号新刊・旧刊でご案内

「いちねんせい ドラマの教室」福田三津夫著

渡辺貴裕書評
子どもっておもしろい 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

日本演劇教育連盟会員の福田緑さんが、教師生活のなかでの子どもたちとの交流をつづった本をまとめた。第一部「子どもって
おもしろい」では、知的障害をもつ子どもたちとの「ことばの教室」でのふれあいをスケッチする。その視線はあたたかく
おだやか。第二部「子どもたちが私の先生」は、その視線が生まれた、教師としての歩みをつづる。「これは(中略)、一人の
『人』が人間となってゆく覚醒と努力の道程の表現である」と竹内敏晴氏は「まえがき」を結んでいる。
幼児期―子どもは世界をどうつかむか 「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

「幼児期−子どもは世界をどうつかむか」岡本夏木著

平井まどか書評
僕たちのブロードウェイ 「演劇と教育」11月号新刊・旧刊でご案内

「僕たちのブロードウェイ」若竹ミュージカル編著

福田三津夫書評
動くことば 動かすことば ―ドラマによる対話のレッスン ちくま学芸文庫 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

雑誌「演劇と教育」1997年9月号から1999年1+2月合併号まで好評連載された「ドラマの中の女たち」に加筆して、1999年に出版された「ドラマの中の人間」(晶文社)の文庫版。「夕鶴」から「セチュアンの善人」まで、世界の名作戯曲を竹内敏晴といっしょに読み、女性の主人公の生き方を考える本
ほめるな 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

子どもをほめることはよいこととして、心がけている人は多いだろう。この本では、「ほめる教育」の弊害として、指示に従ってしか動けない受動的な人間をつくり出してしまう危険性があること、まわりからの評価の目ばかり気にして生きる人間をつくり出してしまうおそれが強いことを指摘している。そして、おろかな教育テクニックはやめにして、自然で真摯なコミュニケーションへ切り替えることを訴えている。
非行少年の消滅―個性神話と少年犯罪 「演劇と教育」10月号新刊・旧刊でご案内

「〈非行少年〉の消滅−個性神話と少年犯罪」土井義隆著

福田三津夫書評
即興術―シアターゲームによる俳優トレーニング 「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

「即興術−シアターゲームによる俳優トレーニング」ヴァイオラ・スポーリン著

長谷川仰子書評
子どものための劇作レッスン「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

「子どものための劇作レッスン」ジェラルド・チャップマン著

児童や生徒に劇作を教えてきた著者による実践的ガイドブック。生徒が書いた戯曲や
ワークショップでのエピソードなど、豊富な実例を挙げながら、教室で生徒たちに戯曲の
書き方を指導するためのポイントが、わかりやすく説明されている。
チェーホフ 「演劇と教育」7月号新刊・旧刊でご案内

「チェーホフ」浦雅春著

庄司弘美書評
「つながり」の教育 「演劇と教育」6月号新刊・旧刊でご案内

「「つながり」の教育」木村浩則著

伊藤慈雄書評
希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く 「演劇と教育」5月号新刊・旧刊でご案内

「希望格差社会」山田昌弘著

蓮沼元宏書評
ダンスでコミュニケーション! 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

『ダンスでコミュニケーション』(香瑠鼓)著

「おっはー」というあいさつが大流行した『慎吾ママのおはロック』やCM「きっかけは、フジ
テレビ。柔ちゃん編」を振り付けた振付家でダンサーの著者が、川崎市立渡田中学校の
3年生と札幌の「YOSAKOIソーラン祭り」の公式ソングにとりくんだことや、障碍児のダンス
クラスに九年前から取り組んでいることを元気に語る。コミュニケーションのキャッチボールの
紙上レッスン付き。
千住博の美術の授業 絵を描く悦び 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

『千住博の美術の授業 絵を描く悦び』千住博著

バイオリニスト千住真理子の兄で著名な若手の日本画家による美術の入門書。何を
描かないか、何を描くか、何を伝えるか、個性とは、技法とは、絵画表現の根元的なことを
平易に著していて、門外漢にもたいへん参考になる書。続編『美は時を超える』も出ている。
こういった演劇の入門書がほしくなる。
ゆっくり静かに出て行って! 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

『ゆっくり静かに出て行って!』(別府寛隆著)

四十才を前に演劇に目覚め、昴じて五十才を前にして劇場(H&Bシアター)を作った作者の、
初めての戯曲。横浜の日本演劇教育連盟会員らが中心になって活動する「劇団ブランコ」が
02年5月に上演した。…ある日、初老の男が若い娘と恋におちる。あろうことか、娘は
十八年前に別れた最初の妻との間の子、そして再会を切望していたのだが…。
演劇やろうよ! 「演劇と教育」4月号新刊・旧刊でご案内

『演劇やろうよ!』かめおかゆみこ著

山崎伊知郎書評
戯曲が書ける―構想から台詞まで 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

『戯曲が書ける(構想から台詞まで)』斉藤憐・篠原久美子・小里清・野中友博著

日本劇作家協会が2002年より始めたインターネット戯曲講座が書籍として登場。受講生の
戯曲プロットに対して講師が添削し、メールにて意見を交換。そこから第二稿ができ、再び添削
……という通常は知りうることもないであろう戯曲をつくるプロセスを惜しげもなくリアルに見せて
くれる貴重な一冊。
ITに殺される子どもたち... 「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

『ITに殺される子どもたち』森昭雄著

河内尚和書評
〈セロ弾きのゴーシュ〉の音... 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

『《セロ弾きのゴーシュ》の音楽論−音楽の近代主義を超えて』梅津時比古著

短期間で何がゴーシュの演奏を変えたのか。彼が見いだしたと思われるのは、「いかに弾くべきか」ではなく、「何を弾くべきか」なのである。作品に出てくるゴーシュの演奏をたどることによって、現在の音楽家や音楽をめぐる多くの問題を浮き彫りにする書である。
コミュニケーション力岩波新書 「演劇と教育」1+2月号新刊・旧刊でご案内

『コミュニケーション力』斎藤孝著

佐々木博書評
学校演劇で平和を学ぶ母と子でみる (A42) 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

『学校演劇で平和を学ぶ』上田精一著

人間の歩んだ歴史を平和の眼でとらえる「母と子でみる愛と平和の図書館」シリーズの最新刊。中学校の教員であった著者による、修学旅行や文化祭など学校の活動の中での「平和教育」の取り組みが紹介されている。生徒が「原爆」や「沖縄戦」、「東京大空襲」などの風化していく戦争の記憶を劇づくりによって追体験し、「平和と命の尊さ」について学んでいく姿が報告されている。写真も多数載っており、「平和教育」を考える上でのヒントになりそうな一冊。
北海道演劇 1945‐2000 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

『北海道演劇1945−2000』鈴木喜三夫

劇団さっぽろの創立メンバーで現在はフリーの演出家の著書による戦後北海道演劇史。北海道のプロ・アマチュア・学校演劇・人形劇の活動の足跡を、豊富なしゃん資料を示しながら編年的にまとめた労作。自身もその歴史に大きく関わってきた著者の、北海道演劇への重いが伝わってくる記録集だ。
脳と音読 「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

『脳と音読』川島隆太・安達忠夫著

刀禰佳夫書評
ジョイン 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

『ジョイン』 No.46  日本劇団協議会常務理事会編

巻頭は東京足立区の新しい劇場の芸術監督に就任した朝倉摂へのインタビュー(聞き手=古城十忍)。検証座談会「公共劇場とのよりよい関係を目指して」は、借りる側と貸す立場の相互理解はどのように進められるかについて双方の出席者によるもの。連載「私の初舞台」は平田満『郵便屋さん、ちょっと』、「劇場という名の文明」は俳優座劇場に聞く。そのほか、ページ数の少ない季刊誌であるが、演劇人たちの今を生きる息遣いがそのまま伝わってきて、読み応えがある。
演劇と映像芸術の新詩学

「演劇と教育」12月号本棚でご案内

『演劇と映像芸術の新詩学』 水落潔・高市順一郎編著

「シェイクスピア劇の台詞と詩とアレゴリー」「テネシー・ウィリアムズの三姉妹劇」(いずれも高市)やイプセンチェーホフなどの戯曲の考察。また、「朝倉摂の舞台美術」(本人)、「浄瑠璃・歌舞伎三大名作に見る死と別れ」(水落)など、総合芸術としての演劇を台詞・演技・舞台美術の視点から考える。一方、映像の分野は、「篠田正浩の映画美学」(本人)や「黒澤明と宮崎駿」(佐藤忠男)、「スーザン・ソンタグの映画論」(西澤栄美子)などにより、写真・音楽・舞台美術を融合した総合芸術としての映画の魅力をあらためて論じている。桜美林大学人文文化研究論集1として刊行。
高校演劇セレクション2004【上】【下】 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

『高校演劇セレクション2004【上】【下】』
              坊丸一平・町井陽子・西沢周市・石原哲也・野辺由郎編

高校演劇の年度版脚本集。03年の全国大会参加作品など、以下の各五作品を収載している。【上】『出停記念日』島元要、『パヴァーヌ』曽我部マコト、『りんごの木』(後藤竜二・作『りんごの木』より)影山吉則、『贋作マクベス』中屋敷法仁、『どよ雨(う)びは晴れ』佐藤奈苗。【下】『白犬伝〜ある成田物語〜』タカハシナオコ、『Leaving School〜振り返ることなく、胸をはって〜』阿部順、『美術室より愛を込めて』松永安芸、『クラゲクライシス』赤嶺陽子、『心の向こうに』清水康江。
舞踏(BUTOH)大全 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

『舞踏(BUTOH)大全』 原田広美著

ダンスの一つの流れとしての「舞踏」は、一九五九年の土方巽による「暗黒舞踏」公演『禁色』に始まるという。観客の半分が席を立ったという、その伝説の公演から45年。大野一雄、笠井叡、大駱駝艦、山海塾・・・新世代の伊藤キムまで。舞踏は多くの人に強い印象を与えながらその世界を広げてきた。主要な60団体・個人をとりあげ、その45年の歴史を一望する。
「心のノート」の方へは行かない 「演劇と教育」11月号新刊・旧刊でご案内

『「心のノート」の方へは行かない』岩川直樹・船橋一男編著

佐久間千代子書評
演劇やろうよ! 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

『演劇やろうよ!』 かめおかゆみこ著

「演劇熱中少女」だった著者は今、東京の中学校演劇部の外部指導員として、また横浜市青葉区の小中高生ミュージカルの指導者として、継続して関わっているほか、あちこちで劇作りや身体表現のワークショップを行っている。それらの体験をとおして獲得してきた自らの生き方を「かめわざ快心塾」と称し、ホームページでさらに広く提示している。本書は、これまでの活動・体験をもとに「考えるより、まずは動こう!」とか「脚本は誰にでも書ける!」「せりふは覚えるな!」「一人でがんばらない、演出のノウハウ」とか、演劇を前にとまどっている人たちにとって直接のヒントになりそうな話が一杯詰まった入門書。劇づくりの具体的な方法はもとより集団のあり方まで示している。
親と子の社会力−非社会化時代の子育てと教育−

「演劇と教育」11月号本棚でご案内

『親と子の社会力−非社会化時代の子育てと教育−』 門脇厚司著

本書は、わが国の子育てや教育の現代に抗して、「社会力」と「非社会化」をキイワードに、問題の所在を明らかにし、現状を改革するための提案をすることを意図してまとめたものである(本書前書きより)。そして、「生きる力」の中核になるのが「社会力」であり、文部科学省が強調する「自ら考え、自ら学ぶ」力以上に大事なのは、「他者を理解し、他者に共感し、他者と協力して事をなす」資質や能力であると主張している。
季刊高校演劇
No.177
「演劇と教育」11月号本棚でご案内

『季刊高校演劇』No.177  高校演劇劇作研究会編

会員の新作脚本四編を収載。望月羚『S・O・S』、中澤武志『ホネのある話』、谷崎淳子『流れ星の上で』、窪邦雄『義経流浪−越中水橋天ヶ瀬伝説幻想』。ほかに随想は、大垣ヤスシ『鳴門とひなげしの花と一七才と渦潮』、阿部順『タイトルは苦手です』の二編。
join
No.45
「演劇と教育」11月号本棚でご案内

『join』No.45  日本劇団協議会常務理事会編

巻頭インタビューは鵜山仁「言葉の波紋で質感をつくり出す」(聞き手=中村桂子/読売新聞文化部)、検証座談会として「これからの新進芸術家公演事業」に古城十忍や伊藤大ら。ほかに、連載〈私の初舞台〉の金田龍之介「『堀川』、折々の舞台」や〈海外レポート〉のスウェーデン・太田昭(東京アンサンブル)など。
演技と演出講談社現代新書 「演劇と教育」10月号新刊・旧刊でご案内

『演技と演出』平田オリザ著

田代卓書評
シアターアーツ14 (14)シアターアーツ 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

『第二次シアターアーツ』2004夏号

AICT日本センター演劇評論家協会が発行する演劇批評誌がリニューアル。論考や劇評のほかに、連載企画「アングラの源流を探る」では唐十郎のインタビュー、また維新派『NOCTURNEノクターン』の上演テキストなどを収める。同誌上で、第九円AICT賞・第八回シアターアーツ賞も発表。
まちを遊ぶ皿 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

『まちを遊ぶ皿』 アフタフ・パーバン編

角書きに「まちを舞台にしたイメージあそぴ」、副題に「こどもとおとなの遊び合い」。日本演劇教育連盟の「東京演劇と教育の会」から出発したアフタフ・パーパンは今年で発足二十年。児童館やおやこ劇場を主な舞台に、地域をファンタジーの感覚でとらえ直し、子どもと大人が、遊びを通して本気で向き合う活動を積み重ねてきた。結成十年を迎えるにあたって出した『まちを遊ぷ』(晩成書房)から十年を経て、現在の広がりと、子どもをめぐる状況の変化の中で、「まちを遊ぶ」ことの意味を問い直す。
演技と演出講談社現代新書 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

『演技と演出』平田オリザ著

自分を把握し、他人とイメージを共有する、画期的な演劇入門!イメージを共有する、意識を分散する、コンテクストを刷り合わせる、観客の想像力を誘導する、実験を繰り返す、演出とは何か?−各章のタイトルを一覧しただけでも興味深い。
『子どもと教育』4月号 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

『子どもと教育』4月号

去る四月に逝去した葛岡雄治(元・群読教育研究会/演教連顧問)の「群読の世界やれば・できる!」と題した群読台本と演出メモを収めている。『葉っぱのフレディ−いのちの旅−』(レオ・バスカリーア作、みらい・なな訳)、『お祭り』(北原白秋・原作、川和孝・構成)、きつねのおきゃくさま』(あまんきみこ作)の三作。ほかに柴田義松(東京大学名誉教授〕や佐々木勝男(元・小学校教員)らによる座談会「今、問われる学力問題とは」などを収載。
子どもの夢・子どもの劇―劇... 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

『子どもの夢・子どもの劇−劇団ともだち劇場の記録-』 戎一郎薯

「大阪は荒れ果てて子どもたちの生活がない、こんなときこそ子どもたちに与えるものがある、子どもと一緒に劇をやろうと思う」−こう決意した泉田行夫(一九一四〜一九九五年/劇団束童出身)が、一九四六年七月に大阪で仲間と共に旗揚げした「劇団ともだち劇場」は、以来一九八三年十二月解散までの三十七年間、子どもと一緒に舞台をつくり続けた。資料を丹念にひもとき、大阪の子どもの演劇・子どもの文化の歴史の中に、その意義を位置付けようとした労作。著者は、自らも「ともだち劇場」などで舞台に立ったり、人形劇を演じたりする、児童文化の研究者。日本演劇教育連盟会員。
いのちの教科書―学校と家庭... 「演劇と教育」7月号新刊・旧刊でご案内

金森俊朗著

福田三津夫書評
輝け!いのちの授業―末期がん... 「演劇と教育」7月号新刊・旧刊でご案内

大瀬敏昭著

福田三津夫書評
ADHDとアスペルカー症候群 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

『ADHDとアスペルカー症候群』司馬理英子・加藤醇子・千谷史子共著

副題に「この誤解多き子どもたちをどう救うか」とある。学級経営でしぱしぱなやまされる、非常に落ち着かない子ども、乱暴な子ども、友だちと関われない子ども--。そんな子どもたちを理解し、どんな手だてをとってあげればいいのか、この本は具体的に示唆してくれる。
子どもの脳が危ないPHP新書 (101) 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

『子どもの脳が危ない』 福島章著

子どもをめぐる問題や犯罪について、脳科学の立場から解明しようとしている。学校教育、家庭教育のあり方論、ましてや道徳教育の強化では解明できないものがあるようだとわかってくる。環境問題、マスコミ、精神医学で解決しなくてはならない問題を提示している。
脳と音読講談社現代新書 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

『脳と音読』 川島隆太十安達忠夫共著

「難解だと思っていた、宮沢賢治の作品が、朗読を聞いたとたん、ぱっとイメージがつかめた。」そんな体験から、音読のすぱらしさを脳科学者とドイツ文学者が説く。「音読ほど脳を活性化させる活動はない、」最近関心が高まっている脳に関する一冊。
ごっこ・劇遊び・劇づくりの...保育と子育て21 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

『ごっこ・劇遊ぴ・劇づくりの楽しさ』 兵庫保育問題研究会・田川浩三編著

本書は一九七一年から九九年まで、兵庫保育問題研究会の会長として兵庫の保育実践研究を・リードしてきた田川氏の『ごっこ。劇遊ぴ・げきづくり」に関する理論を集約したもの。@幼児にとって、ごっこ・劇遊びとは何か、A発達段階の特徴と援助、B子どもが生き
生きするごっこ・劇遊ぴ・劇づくり、C実践紹介、の四童からなり、幼児の日常のごっこ・劇遊ぴ活動や発表の場での劇づくりが子どもの発達に重要な働きを持つことを、専門の心理学の立場から解き明かしている。
からだ=魂のドラマ 「演劇と教育」6月号新刊・旧刊でご案内

竹内敏晴編

岩川直樹書評
演劇年刊2004 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「演劇年刊2004」   日本演劇協会監修発行

2003年度の演劇界の動向を資料とともに回想する。歌舞伎、商業演劇、現代演劇、放送劇、ミュージカル、地方演劇。ほかに児童演劇、演劇フェスティバルなどの記録資料。別冊として演劇人人名録と後援団体概況が付く。
季刊高校演劇 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「季刊高校演劇」No.174   高校演劇劇作研究会編

会員の脚本四編を収載。亀尾佳宏『笛男〜フエオトコ〜』、高場光春『みえっぱり家族(ファミリー)』、青木尚志『私の上に降る雪は』、植木○安行『7・7・15(なななないちご)』。ほかに、今年一月一日に亡くなった佐々俊之に寄せる内木文英と伊藤隆弘の追悼文など。
join 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「join」No.44   日本劇団協議会編

演出家・宮田慶子へのインタビュー「役者との探り合いがたまらない」、連載《私の初舞台》に白石加代子『舌切雀』、《高校講師体験レポート》に宝生あや子らによる都立光丘高校の「総合的な学習の時間」など。アンケート特集「2003年 私が選ぶベストワン」は、作品、女優、男優、演出家、スタッ、戯曲、ノンジャンルのそれぞれに評論家や新聞・放送記者など70人が回答を寄せる。
かなり気がかりな日本語 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「かなり気がかりな日本語」   野口恵子著

大学で外国人に日本語を、日本人にフランス語を教えている著者は、日頃接している学生たちの生活態度やことばづかいについて問題点を具体的に示し、それを言語的な立場から分析している。また、日常生活のなかで連日浴びせられるマニュアル化された用語についても触れ、それらが効率優先主義の社会構造から生み出されたものであるとしている。最終章では、豊かな日本語能力を高めるためのトレーニングの方法を提案してあり、聞くこと話すことに勘新をもつ者への参考となる。
越境する作家チェーホフ 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「越境する作家チェーホフ」   牧原純著

チェーホフ没後百周年を記念してつくられる東洋書店のチェーホフ・シリーズの第一巻。「旅」「孤独」「自由」という角度からチェーホフがいかにして現代にまで名を残す偉大な劇作家になっていったかを探る評伝的一冊。チェーホフが過ごした土地や背景などに焦点を当てた昨年末刊行の『チェーホフ巡礼』(晩成書房)と併せて読めば、ポリティカルな面とプライベートな面の両面からチェーホフが見えておもしろい。
生きなおすことば 「演劇と教育」5月号新刊・旧刊でご案内

大沢敏郎著

石渡アキラ書評
中学生のドラマ5−宮沢賢治の世界 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「中学生のドラマ5−宮沢賢治の世界−」   日本演劇教育連盟編

同名の脚本集の5巻目として宮沢賢治の原作を生かした7編を収める。如月小春『猫の事務所』、かめおかゆみこ『月が見ていた話』、伊東史朗『どんぐりと山猫』(人形劇)、深沢直樹『星空に見たイリュージョン』、古沢良一『太郎のクラムボン』、和田崇『セロ弾きのゴーシュ』(音楽劇/作詞・作曲=和田崇)、堀潮『ジョバンニの二番目の丘』。
03日本の人形劇 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「03日本の人形劇」   国際人形劇連盟日本センター編

人形劇の年鑑。今号の特集は石田啓「カラギョージへの旅−現代ギリシャの伝統影絵人形劇−」と松澤文子ほかによる座談会「シャルルビル・メジェールから21世紀の人形劇を展望する」の二編。前者は「ギリシャ人にとって、幼年時代の思い出の核をなす」と言われる、貧しくも逞しく温かく生きる人気のキャラクター・カラギョージ(トルコ語で「黒い目」の意)を主人公とする人形芝居の一座の紹介。後者は、ひるがえって日本の人形劇の課題と今後への期待を浮き彫りにする。ほかに、資料としてプロ・アマ人形劇団体の公演記録、各種の受賞録など。
演劇会議 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「演劇会議」vol.114   全日本リアリズム演劇会議編

今号は座談会「働きながら芝居をつづけること」や川村光夫「銀河ホールの10年あれこれ」などを収める。川村は、ホール開館以来11階を数える地域演劇祭をふりかえり、出会いと想像の場になってきたことを検証する。また、全国各地40劇団からの「通信」からは、それぞれの地域にしっかり根づき、足場を固めている各劇団の今日の意気込みが伝わってくる。「劇評」(今泉おさむ、神澤和明、ほか)は14本。戯曲は和田澄子『光るさざ波』を収載。
児童・青少年演劇ジャーナル げき 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「児童・青少年演劇ジャーナル げき」創刊号

児童・青少年演劇に創造的刺激を期待して創刊された新雑誌。劇作・演出家のふじたあさやが主幹を務め、瓜生正美(青年劇場)や森田勝也(全国中学校演劇教育研究会)らが参画し、幅広い視点からの編集を期している。特集は「演劇の効用・鑑賞編」で、瓜生や内木文英らが寄稿。また、後藤和子「変わりつつある文化政策と子どものための舞台芸術」やM・フィッツジェラルド(オーストラリア)の提言「今なぜ児童・青少年演劇なのか」などが興味深い。ほかに、俳優インタビュー、劇評、戯曲(熊井宏之『のら』)など盛り沢山の内容。
チェーホフ巡礼 「演劇と教育」4月号新刊・旧刊でご案内

牧原純著

関きよし書評
わたしたちの教育基本法 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

「わたしたちの教育基本法」   大田尭著

教育は民主主義社会の実現に向かう基本的な糧である。かつての臣民教育・軍国主義教育を反省して始まったはずの現在の教育制度であるが、一九四七年制定の教育基本法は、今その理念の完全実現に向かうどころか、逆に激しい攻撃にさらされている。青少年の行動が社会的な問題とされるたびに、教育のありかたが論じられ、ついに教育基本法に照準が当てられてきている。その問題提起のされかたに疑問を呈し、教育に関わるどんな精神と行動が子どもたちを救うことになるのかを、情熱をもって、しかし静かに論じている。「教育はアート」と信じる教育学の泰斗の声をしっかりと受け止めたい。講演の記録(大幅加筆)だけに、読者には語りかけられる臨場感があり親しみやすい。
「DVDブック/アーカイブス野口体操 野口三千三+養老孟司」 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

「DVDブック/アーカイブス野口体操 野口三千三+養老孟司」
                              野口三千三・養老孟司・羽鳥操著

書籍に付録のDVDがつく体裁であるが、DVDがメインであり、野口体操の創始者である野口三千三氏の生前の貴重な記録映像である。DVDの初めの一時間は、野口氏が実技を交えて野口体操について語っている。公判の一時間は『バカの壁』の養老孟司氏との九一年に行われた対談を収録している。冊子には、野口体操に原点について野口氏からの聞き取りなどを収録する。
舞台はいつも綱渡り 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

「舞台はいつも綱渡り」   楯岡真弓著

著者は地域に根ざし、小学校などをまわり独りで語りや芝居を展開している。舞台づくりを通しての苦労話やハプニング、舞台裏でのギョッとするようなはなしが満載されている。ミニ公演のほかにも、朗読劇『この子たちの夏』を市民と上演する活動なども行っている。
ことば遊びコレクション 「演劇と教育」4月号本棚でご案内

「ことば遊びコレクション 十年10選」  向井吉人著

『素敵にことば遊び』(學藝書林)などの著書をもち、ことば遊びに関しての理論と実践の第一人者による本の紹介。一九九三年から十年間にわたって十冊ずつを取り上げている。番外編も含めてかなりの充実ぶり。
詩を生む身体 「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

ジャック・ルコック著 大橋也寸訳

蓮沼元宏書評
季刊高校演劇 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「季刊高校演劇」No.173  高校演劇劇作研究会編

同人の創作脚本四編を収載。土田峰人『あの人にわたせ』、迦陵頻伽『Click Click』、佐藤かおる『だいおーじょー』、柳澤学『四十七』。ほかに、佐々俊之随想『歌仙を巻く』など。なお、佐々さんは一月一日に逝去された。
ハロー・グッドバイ 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「ハロー・グッドバイ −高橋いさを短篇戯曲集−」

劇団ショーマを主宰する劇作・演出家の高橋の七冊目の作品集。表題作など九編収載。『一日だけの恋人』『凶悪犯たちの夜』『花屋の奇跡』『同じ時間に神様の前で』『カレの贈物』『耳のいい母』『来年の今日もまた』『ラスト・ステージ〜舞台裏より愛をこめて』
戦後日本戯曲初演年表 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「戦後日本戯曲初演年表」 第X期(1981年〜1985年)
               社団法人日本劇団協議会編 大笹吉雄監修

木山事務所、地人会、サードステージ、青年団、こまつ座、など表記の年月に活動を始めた劇団の初期の作品も一覧できる。
ジョイン 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「ジョイン」No.43 社団法人日本劇団協議会編

マキノノゾミ『生き方の美しい人物に出会いたい』(聞き手/江原吉博)、井上ひさしらによる検証座談会「『演劇センター構想』を大いに語る」、高校講師体験レポートは劇団青年座・藤井清美、ほか。
チェーホフ巡礼 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「チェーホフ巡礼」 牧原純著

ロシア演劇の研究者である著者が演劇史的な足跡だけでなく、活動現場や背景を踏まえながら等身大のチェーホフに迫る一冊。また当時のチェーホフの写真や、巡礼地の写真、住まいの見取り図などヴィジュアル資料も多数掲載されているためロシアの生活を知ることもでき、紀行本としても楽しめる。
じぶんたんけんたいシリーズ 「演劇と教育」3月号本棚でご案内

じぶんたんけんたいシリーズ 太宰久夫・文/早乙女民・絵
 『@こんなにすごい!ぼく・わたし』
 『Aなんでもできる!ぼく・わたし』
 『Bうごくとわくわく!ぼく・わたし』

研究者でもあり、ドラマ教育、表現活動などのワークショップも展開する著者による“遊び”紹介シリーズ。「てをつなごう」「ことばでアクション」「声といっしょにうごこう」等々、体をもとにした楽しい遊びが満載。絵本仕立てというわかりやすさも嬉しい。
子どもの社会力 「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

門脇厚司著

相馬明子書評
季刊高校演劇 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

「季刊高校演劇」No.172/高校演劇劇作研究会編

会員の創作脚本四編を収載。米永道裕『踊る平岸高校!〜ウルトラマンより愛を込めて〜』、清水のちお『オセ、オセ、オウセ〜お兄ちゃん、きっと恐竜生まれるよ〜』、齋藤卓己『朝焼けだけがわかってくれた』、篠崎隆雄『教言W』。
日本語と日本人の心 「演劇と教育」1+2月号新刊・旧刊でご案内

大江健三郎+河合隼雄+谷川俊太郎著

神澤和明書評
劇的表現活動資料集 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

「劇的表現活動資料集−小学校−」日本児童演劇協会 表現研究会編

本書では「劇的活動」の具体例を〈PART1〉みんなで楽しむ劇活動、〈PART2〉「教科学習」・「総合的な学習の時間」の表現活動、〈PART3〉児童創作劇のいろいろ、と三部に分けて紹介し、ゲームやごっこ遊びだけでなく、それぞれの教科での学習例、児童創作劇のつくり方や指導方法まで詳しく解説。現場ですぐに役立つ実践向きの一冊。
演劇会議 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

「演劇会議」Vol.113/全日本リアリズム演劇会議編

《検証「働きながら芝居をつづけること」1》として劇団きづがわ・林田時夫「演劇と労働運動の狭間から」や、内山勉「銀河ホール演劇祭と地域演劇賞」、全国各地から40劇団の近況報告、神沢和明・今泉おさむらによる劇評、戯曲・広島友好『スナーを探して−家族のへその緒2』など収載。
ト書き 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

「ト書き」34/日本劇作家協会編

二〇〇三年七月に亡くなった岸田理生の追悼として、渡辺えり子による病床でのインタビューや、永井愛・西堂行人らの寄稿。特集は、〈1〉「言論表現委員会からの報告」として個人情報保護法案の考察・批判(坂手洋二など)、〈2〉「日本劇作家協会戯曲セミナー」の報告(斎藤憐など)。ほかに高校演劇2003全国大会報告や松田正隆巻頭言など収載。
開店花火だ!!平田侑也戯曲集 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

「開店花火だ!!平田侑也戯曲集」平田侑也著

15歳よりテレビ等に出演、その後声優・ラジオDJとして活躍という異色の出自に加え、2000年に劇団「開店花火」を立ち上げ以来、脚本・演出・役者までこなすマルチな著者の初戯曲集。次世代の演劇人ならではの、今がリアルに伝わる6作品を収録。『二丁目のグッドバイ』『こまち堂漂流記』『やりみぞ荘ですよ。』『ジャングル事務』『旅館−再会の月見編−』『ギャラクシーベビーはGO!!』
優秀新人戯曲集2004 「演劇と教育」1+2月号本棚でご案内

「優秀新人戯曲集2004」劇作家協会編

第9回日本劇作家協会新人戯曲賞の応募182作品の中から最終候補作として残った6作品を所載。岩崎裕司『僕の言葉に訳せない』、黒岩力也『カナリア』、遠藤晶『ごちそうさん』、松井周『通過』、詩森ろぼ『紅き深爪』、山本貴士『エコー、傷』。
子どもの社会力 「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

門脇厚司著

相馬明子書評
季刊高校演劇 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

「季刊高校演劇」No.172/高校演劇劇作研究会編

会員の創作脚本四編を収載。米永道裕『踊る平岸高校!〜ウルトラマンより愛を込めて〜』、清水のちお『オセ、オセ、オウセ〜お兄ちゃん、きっと恐竜生まれるよ〜』、齋藤卓己『朝焼けだけがわかってくれた』、篠崎隆雄『教言W』。
月刊社会教育11月号 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

「月刊社会教育」11月号

特集を「表現活動と文化創造−その現代的可能性の探求」とし、草野慈之「表現・文化創造活動と社会教育」や「インタビュー佐藤学さんに聞く《現代における『アートの教育』の意義と可能性》」などの論考と各地からの報告を収める。都立大学教育学研究室の表現ワークショップ、茨城県美野里町文化センター「四季文化館」、沖縄県佐敷町「シュガーボール」など、どれも興味深い。
ジョイン 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

ジョイン」No.42

松岡和子が聞く坂手洋二「自覚的に演劇の世界に入っていく」は、転位21との出会い、二十一年目を迎えた燐光群、世阿弥への関心、国立演劇大学の必要性、さらに演劇と教育などを語る。ほかに、木野花、西川信廣らによる座談会、「ワークショップの現在」、菊地准・今井朋彦「高校講師体験レポート」など。連載「私の初舞台」は熊倉一雄
内と外の再生−ウィリアムズ、シェパード、ウィルソン、マメット−60年代からのアメリカ演劇 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

「内と外の再生−ウィリアムズ、シェパード、ウィルソン、マメット−60年代からのアメリカ演劇」 長田光展著

テネシー・ウィリアムズは「自己崩壊と革新」、サム・シェパードは「変容の詩人」、ランフォードウィルソンは「マイノリティーの視点とアメリカの蘇生」、デイヴィッド・マメットは「文化支配、ナルシシズム、意識の覚醒」と題して四人の劇作家の具体的な作品を検証しながら、現代アメリカの意識と文化に論及する。そして四人に共通する思想として「崩壊することこそが、再生の道」であり、「合理的世界観に終焉を迫る大異変の待望」があるという
黎明期の脱主流演劇サイト-ニューヨークの熱きリーダー1950〜60- 「演劇と教育」12月号本棚でご案内

『黎明期の脱主流演劇サイト-ニューヨークの熱きリーダー1950〜60-』斎藤偕子著

ジュリアン・ベックのリビング・シアター、コーヒー店のマジック・タイム、エレン・ステュアートのカフェ・ラ・マーマ、ジョセフ・チェイキンとオープン・シアターなど、ブロードウエイとは別の演劇の道を進もうとした者たちの情熱の軌跡を描く。「アメリカン・シアター」全六冊の一。
『中学生とつくる総合的学習2』子どもが変わるもうひとつの学び 「演劇と教育」11月号新刊・旧刊でご案内

大沢清・村上芳信編著

藤田昌子書評

季刊げき No.115 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

「季刊げき」No.115/全国児童・青少年演劇協議会編

ドイツ青少年演劇センター副館長ヘニング・ファンアウフ「私の考える児童・青少年演劇のあり方」と岡田和夫「芝居の中の音楽−シンセサイザー全盛時代の今、ひとつの問題提起−」の二つの講演記録。各地からの報告は、大阪府吹田市立千里第一小学校・須藤淑子「演劇で自らの存在感と自信をとりもどす子どもたち−演劇クラブ10年をふり返って−」、北海道浦河町総合文化会館副館長(前)・砂子沢登「舞台が教室−文化施設と『総合的な学習』−」など。ほかに、故・熊井宏之(演出家)追悼をふじたあさや、吉岡敏晴(劇団たんぽぽ)追悼を宮坂暉男が寄稿している。なお、児童青少年演劇の新しいジャーナル氏創刊の企画に伴い、『季刊げき』誌はこれが最終号となる。

中学教育  10月号 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

「中学教育」10月号

「まだ間に合う!文化祭直前駆け込みアイディア集」として、「全員参加のクラス劇−学級人数別演目リスト」をつくり、日本演劇教育連盟編集によるものや高校演劇の脚本集などから45編を紹介している。なお、大特集「中学生の日本語力を救う」は、大村はま「『話し合い』の指導について」、齋藤孝「先人の知恵を蓄えた日本語を、声に出して身体に取り込む」など。

子どもの文化 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

「子どもの文化」 7+8月号/子どもの文化研究所編

特別号「NPOが世界を変える」として、清川輝基・増山均・片岡輝による鼎談のほか、各地各種の団体の活動が紹介されている。国際ボランティア、子ども劇場おやこ劇場、新しい学びの場、遊び場、子育て支援、環境、等々多様な団体のこれまでとこれからが紹介され、民間団体や市民運動にとってNPO法人であることの今後の可能性を考えるもとにもなっている。

詩を生む身体 ある演劇創造教育 「演劇と教育」11月号本棚でご案内

「詩を生む身体 ある演劇創造教育」ジャック・ルコック著/大橋也寸訳

日本では知名度がそれほど高くはないが実はルコックは類い稀なる演劇人にして世界的に著名な教育者でもあり、彼が創立した国際演劇学校の卒業生リストには、現在、第一線で活躍する演劇人がずらりと並ぶ。本書では日本でもお馴染み、『何もない空間』のピーター・ブルックをして「あの学校が世界一じゃないか」といわしめた演劇学校の授業プログラムに添いながらルコックの演劇メソッドを緻密に紹介。知られざる現代演劇の源流がここにある。

さねとうあきら民話劇集 「演劇と教育」10月号新刊・旧刊でご案内

さねとうあきら著

後藤富美書評

中学生とつくる総合的学習2 子どもが変わるもうひとつの学び 「演劇と教育」10月号本棚でご案内

「子どもが変わるもうひとつの学び」 大沢清・村上芳信編著

角書きに「中学生と創る総合的学習2」とあるように、日本演劇教育連盟会員二人の編著による、中学校での、表現活動を生かした総合的学習へのアプローチの第二弾。副題を「新しい評価への提言」とし、学力観、評価観へ踏み込んでいる。山田康彦(三重大学教授)、村上芳信(横浜・谷本中学校)両氏が、研究者、現場の立場から演劇教育の今日の意義と課題を提示。日本演劇教育連盟会員の中村純一(佐賀)、佐藤恵子(山形)、山地千晶(香川)各氏の実践報告を収載。また神奈川県での地域ミュージカルの実践を報告している。

季刊高校演劇  No.170・171    「演劇と教育」10月号本棚でご案内

「季刊高校演劇」No.170・171/高校演劇劇作研究会編

170は会員の創作脚本四本収載。村本督『海の盆歌』、清野和男&井澤真奈美『欅』、乳井有史『3ピリ』、やまもとけいぞう『シュガーレス』。171は今夏の全国高校演劇福井大会上演作品特集で十本収載。影山吉則『りんごの木』、阿部順『Leaving School〜振り返ることなく、胸をはって〜』、松永安芸『美術室より愛を込めて』、中屋敷法仁『贋作マクベス』、十時直子『愛すべき蛙たち』、首里高校演劇部『クラゲクライシス』、佐藤奈笛『どよ雨びは晴れ』、亀屋佳宏『ぽっくりさん』、北陸高校演劇部創作スタッフWITH清水康江『心の向こうに』、佐倉さくら&小林照明『しこみ〜おいしいラーメン』。

児童劇作 No.59 「演劇と教育」10月号本棚でご案内

「児童劇作」No.59/日本児童劇作の会編

特集は「演劇教育からみた総合学習の現状」として会員アンケートの結果と座談会の記録を収載。他に会の一年間の各種活動の様子のレポートや、三友大五郎「主体的な表現が生まれる劇指導のための十二章」など。脚本は四本収載。蒔田敏雄『トラねことら』、古賀千穂『ハッピーバースデー』、芦澤明美『マネキン』、山本留実『OPEN!OPEN!OPEN!』

シアターアーツ18 「演劇と教育」10月号本棚でご案内

「シアターアーツ18」AICI(国際演劇評論家協会)日本センター編集委員会編

特集(演劇批評の現在)。演劇批評とは何か、どうあるべきかを探る。巻頭座談会に古後奈緒子、瀬戸宏、外岡直美、貫成人、森山直人、本橋哲也の各氏、論文に野田学、太田耕人、新野守弘、副島博彦、西堂行人。評論家へのアンケートなどを収める。

子どもたちの想像力を育む―... 「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

佐藤学・今井康雄著

竹井史書評

中学校の少人数劇―短編劇集中学校劇作シリーズ 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

「短編劇集 中学校の少人数劇」 中学校劇作シリーズ第8巻

大阪発の中学生向き短編脚本集でシリーズ最新刊。日本演劇教育連盟全国委員の河内尚和が編集。今回は各地の演劇部からの要望に応えて、三人から十人程度までで上演できる少人数劇集。河内『シュールな夜の物語』『モスラが来ます』、大橋むつお『たぬきつね物語』『すみれの花咲く頃』、斎藤健太・斎藤孝『合コン×3』、高山貞夫『メリークリーニング』、山路芳範『お迎え』、それに現役の中学生の作品として斉藤有紀『MY PLACE』、以上八編を収載。

演劇年鑑 (2003) 「演劇と教育」8+9月号本棚でご案内

「演劇年鑑2003」日本演劇協会監修

二〇〇二年の演劇界の動向をジャンル別に概観。歌舞伎、商業演劇、現代演劇、放送劇、ミュージカル、地方演劇、。資料は、上演記録、各地の演劇フェスティバル、各種の賞、新刊書、雑誌掲載の戯曲など。また別冊として演劇人名録、劇団概況などが付く。

ドラマ・スキル―生きる力を... 「演劇と教育」7月号新刊・旧刊でご案内

「ドラマ・スキル」レスリー・クリステン著 吉田新一郎訳

斉藤俊雄書評

実践!表現教育―実演家が授業...芸能と教育ブックレット なぜいま学校で「表現教育」...芸能と教育ブックレット 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

「芸能と教育ブックレット」04・05/芸団協・芸能文化情報センター編

「実演家よ、学校へ行こう!」とキャンペーンをはる日本芸能実演家団体協議会が、その試み・実践から表現教育について考察するシリーズ。第4巻は「実践!表現教育−実演家が授業にやってきた−」として、神奈川県茅ヶ崎市立小和田小学校でのようすを紹介。教員の立場(石渡恵子)からと実演家の立場(劇団青年座・藤井佳代子)からの報告に、発達心理学の立場(菅野幸恵)からの考察を加える。第5巻は「なぜいま学校で「表現教育」なのか?−ともに創る『生きる力』−」で、岡田陽「子どもにとっての「芸術」の意味」に、茂呂雄二(心理学)が「教室のなかの異邦人」と題して実演家と学校の関係を、また堀切和雅が表現教育論を展開する。演劇教育における指導者について関心をもつ人たちにはもちろん、地域に開かれた学校づくりをすすめている人たちにも参考になる。

はじめての劇作―戯曲の書き... 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

「はじめての劇作」デヴィッド・カーター著 松田弘子訳

副題〈戯曲の書き方レッスン〉そのままの、戯曲を書くためのハウ・ツー本。「チャート・練習問題・まとめ」など、まるで学習参考書さながらの展開だが、これが驚くほど明解! プロットからキャラクターの作り方、シーンの設定など、解説も具体的でわかりやすい。実際に読みながらレッスンできるので、戯曲を書きたいけれど、書き始められないという人にはぜひ読んでもらいたい。

戯曲の読み方―戯曲を深く読...   「演劇と教育」7月号本棚でご案内

「戯曲の読み方」デヴィッド・ボール著 常田景子訳

演劇に携わる人々の中でも戯曲が以前よりも読まれなくなって久しいが、そもそも演劇において戯曲を理解するのは劇作家・演出家に限らず、舞台上に関わるすべての人にとって不可欠なこと。本書では演劇用語の解説を織り交ぜながらその読解テクニックを伝授。副題は〈戯曲を深く読みこむために〉。

感情のABC 「演劇と教育」6月号新刊・旧刊でご案内

「感情のABC」岩川直樹著

神尾タマ子書評

ファシリテーション革命岩波アクティブ新書 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「ファシリテーション革命−参加型場づくりの技法」中野民夫著

「ファシリテーション」とは「促進する」という英語の名詞形であり、ここでは、人が集まって何かをしようとするとき、一人ひとりの中に眠る思いを引き出し、お互いに活かし合い、創造的な成果に結びつける新しい技法のことである。その核になるのは「教え指導するリーダーシップ」から「育み支援する新しいリーダーシップ」への転換である。同じ著者の『ワークショップ−新しい学びと創造の場』の続編にあたり、実践編になっていて、ワークショップを行う際の事前の準備から事後のフォローまで、至れり尽くせりの役立つマニュアルになっている。

伝統芸能に学ぶ―躾と父親 「演劇と教育」6月号本棚でご案内

「伝統芸能に学ぶ」光森忠勝著

歌舞伎、文楽、狂言、能楽、京舞など、日本の古典芸能は誰にどのようにして受け継がれてきたのかについて、それぞれの宗家・家元(市川団十郎、市川猿之助、豊竹十九太夫・野村万作、観世銕之丞、井上八千代)に取材しながら考察する。副題に「躰と父親」とあり、「はじめに−和泉元爾騒動で考えること」が著者の関心の動機。今”型”から入る身体感覚が見直されているが、型に心を込めなければ伝統の知恵は継承されないと言う。学校の「総合的学習の時間」などに洋楽が取り入れられているが、このことを考えるために古典芸能の継承のありかたに注目しようと論じている。

話し言葉の日本語   「演劇と教育」5月号新刊・旧刊でご案内

「話し言葉の日本語」井上ひさし・平田オリザ著

辰嶋幸夫書評

赤いシカの伝説―さねとうあ...さねとうあきら児童文学の仕... 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「赤いシカの伝説」さねとうあきら作

むかし、自然を畏れ敬い、自然とともに生きる人々のくにがあった。しかし……。千二百年前の大和朝廷による東北進行「蝦夷征伐」をモチーフに描く。ヤマトの武将とエゾの女の間に生まれた少年カリペ。異父兄弟トヨシケとの確執などを経て、母を探そうと京の都へ上る。やがて成人したカリペはヤマトの虜にされた兄と思わぬところで再会する。民衆が紡ぎだす話=民話の原点にしっかりと根をおろす作者ならではの視点が、今日の状況に立つ視点と重なってくる。「さねとうあきら児童文学の仕事1」として、一九七七年発行(PHP研究所)の作品の復刊。

 平和と戦争の絵本〈1〉人はな...平和と戦争の絵本 1 「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「平和と戦争の絵本(1)人はなぜ争うの?」文・岩川直樹/絵・森雅之

平和と戦争について考えるシリーズ絵本の第一作は本誌の編集委員でもある岩川氏による。「平和って?」「争ってはいけない?」「暴力ってなに」という思いテーマを、絵本ならではの素朴な語りでやさしく問いかける。心にストレートに響くシンプルさは、子どもだけでなく、まずは大人にこそ読んでもらいたい。「世界中の人の希望に/わたしたちの希望を編みあわせていこう」という言葉に、待っているだけでなく私たちにできることがないかと考えさせられる。

作曲家の道具箱   「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「作曲家の道具箱」林光著

バッハ・モーツァルトから、宮沢賢治や現代詩歌の作曲など、音楽のジャンルや時代を越えて縦横無尽に創作を行ってきた著者の50年におよぶ音楽創造の軌跡をたどった一冊。児童演劇の名作「森は生きている」の誕生・作曲に携わった著者ならではのエピソードなど、当時の児童演劇の様子がうかがえるのも楽しい。

最後の一人までが全体である...   「演劇と教育」5月号本棚でご案内

「坂手洋二戯曲集 最後の一人までが全体である」坂手洋二著

現代社会に根ざす問題を見つめながら、ドラマティカルな作品を描き続ける、現代を代表する劇作家・演出家の最新戯曲集。第37回紀伊国屋演劇賞、第10回読売演劇大賞を受賞した表題作と「ブラインド・タッチ」の二作を所収。

感じる日本語   「演劇と教育」4月号新刊・旧刊でご案内

「感じる日本語」川崎洋著

宮城淳書評

気持ちが伝わる声の出し方  「演劇と教育」4月号本棚でご案内

「気持ちが伝わる声の出し方」絹川友梨著

飯島由美の名で舞台に立った劇団「遊、◎機械/全自動シアター」などを経て、現在、俳優のかたわら身体表現の即興ワークショップ『インプ□・ゲーム』も積極的に展開している著書による声とコミュニケーションの実践的指南書。声の出るからだのつくりかた、声の出ない最近の子どもについての考察などの読み物とともに、実践のヒントになるたくさんのエクササイズが興味深く読める。小説や戯曲、短歌や俳句など、今すぐ声を出してみたくなりそう。また、「聞く」ことのたいせつさに触れていることにも惹かれるだろう。

待つしかない、か。―二十一...   「演劇と教育」4月号本棚でご案内

「待つしかない、か。二十一世紀身体と哲学」木田元・竹内敏晴著 

哲学者の木田氏と本誌ではおなじみの演出家竹内氏による対談をまとめたもの(語りおろし)。「身体と哲学」をテーマに、からだについて、ことばについて語り合い、そのうちに竹内氏の呼びかけのレッスンまで始まる。身体についての哲学の読みやすい入門書となっている。書名はハイデッガーのことぱから。

長谷川孝治戯曲集...   「演劇と教育」4月号本棚でご案内

『長谷川孝治戯曲集・弘前劇場の二つの場所』長谷川孝治著 

「静かな演劇」を代表する劇作家・演出家の戯曲集。氏はまた地域での演劇活動を実践する演劇人としても注目を集める。『冬の入口』『家には高い木があった』、実験的な「フラグメントシリーズ」の『F.十2』『あの川に遠い窓』の計四作品を所収。同時に英訳版も収録されている豪華な一冊

世代サイクルと学校文化―大...   「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

「世代サイクルと学校文化」鈴木聡著

宮崎充治書評

中学生のドラマ〈4〉いのち―...中学生のドラマ   「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

「中学生のドラマ4」日本演劇教育連盟編

テーマ別にまとめられた中学校演劇脚本集の最新版。今回は〈いのち−光と影〉と題して七作品を収載。新海貴子『墓地物語−夏の終わりに』、上田和子・田口裕子『ステージ』、堀潮『リトルボーイズ・カミング』、網野友子『黒衣聖母』、高橋ひろし『梨花』、渋谷奈津子『mental health- 病識なき人々』、辰嶋幸夫『まゆみの五月晴れ』

野口体操入門―からだからの...岩波アクティブ新書 (57) 「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

「野口体操入門」羽鳥操著

既存のからだ作りとは違う独特な方法で話題の野口体操。副題の〈からだからのメッセージ〉そのままに、からだの内側の声を聞くことから、自然な身体感覚を甦らせるストレッチを多数の写真を使ってわかりやすく解説。

たいころじい (第22巻)  「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

「たいころじい」第22巻  浅野太鼓文化研究所

特集1は「楽器の木」として和太鼓、三味線、ピアノ、マリンバをとりあげ、どんな木がどのように使われ活かされてきたかを歴史をまじえて紹介する。特集2は昨年秋に開催された「第一回東京国際和太鼓コンテスト」の紹介。ビデオ応募209組の中から選ばれた37組が競演した。また斉藤孝講話「腰・ハラ文化の再生」も収載。ほかに、木下伸市(津軽三味線)へのインタビューや全国各地の太鼓情報(公演やワークショップ)がいっぱい詰まっている。

オペラと音響デザイナー―音...シリーズ・アーツマネジメント   「演劇と教育」1+2月号新刊・旧刊でご案内

『オペラと音響デザイナー』小野隆浩著

著者は〈音と響きの舞台をつくる〉〔副題〕のために奮闘する音響デザイナー。現代のオペラには欠かせない存在という。だが、その仕事が目標とする「自然な生演奏の響き」が成り立っている時、観客は音響デザイナーの存在を意識しない。この逆説のような仕事の姿を描く。音の問題を軸に、オペラの創造の魅力が伝わってくる。「シリーズ・アーツマネジメント」の第一冊目。

インプロゲーム―身体表現の...   「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

「インプロゲーム 身体表現の即興ワークショップ」絹川友梨著

かめおかゆみこ書評

世代サイクルと学校文化―大...   「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

『世代サイクルと学校文化』

 副題に「大人と子どもの出会いのために」と付した著者(相模女子大学教授)の自選論文集。学校の存在は文化の分かち合いと創造、世代の継承にあると考える著者の論考は、学校像・学校論が混迷する状況に問題提起をしている。教育科学研究会の月刊誌『教育』の編集長時代には如月小春や平田オリザへのインタビューを企画するなど演劇にも関心を寄せていた。幅広い問題意識からの教育論・学校観を展開しながら、この三月、五十才を前に急逝したことが惜しまれる。

シュタイナーを学ぶ本のカタ...   「演劇と教育」12月号新刊・旧刊でご案内

「シュタイナーを学ぶ本のカタログ」

育児、子育て、教育、芸術から、哲学、思想、宗教観、社会、経済、医療、農業まで、ルドルフ・シュタイナーの訳書、関連書二百十二冊を紹介。伝記と入門書、教育、芸術、思想、社会、自然科学などに分け、書名、著者名、出版社別の索引、品切れ・絶版本、関連発行物、web資料付き。

続・生きること学ぶこと 「演劇と教育」11月号新刊・旧刊でご案内

「続・生きること学ぶこと」清水寛編・著

伊勢田亮書評

たいころじい (第21巻)  「演劇と教育」11月号本棚でご案内

「たいころじい」bQ1

「太鼓と人間の研究情報誌」の最新号。プ□・アマ合わせて全国に約一万五干あると言われる和太鼓のグループ。特集を「太鼓、もうひとつの舞台」として、青木孝夫(鼓童)や茂木仁史(国立劇場)らの舞台制作に関わる立場からの論考や畠山國彦「幼児教育の現場に太鼓を普及」などを収める。ほかに「日比野克彦のコスタリカ日記」やシリーズ『太鼓の展示館」の秋田県鷹巣町紹介、各地の太鼓公演情報などを収載。

観客術〈2〉   「演劇と教育」11月号本棚でご案内

『観客術2』平田康著

長年、神戸労演のリーダーを務めた著者(京都橘女子名誉教授)によるイギリス演劇の戯曲と舞台の体験的読み解き。「戯曲を読むしんどさ、おもしろさ」から始まり、ショーン・オケーシー『ジュノーと孔雀』、ユージン・オニール『夜への長い旅路』などを語る。

発声と身体のレッスン―魅力...  「演劇と教育」10月号新刊・旧刊でご案内

「発声と身体のレッスン」鴻上尚史著

庄司康生書評

魔女ランダ考―演劇的知とは...岩波現代文庫 「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

「魔女ランダ考」 中村雄二郎著

高崎彰・書評

舞台芸術〈01〉特集...   「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

「舞台芸術」01 太田省吾&鴻英良責任編集

京都造形芸術大学舞台芸術研究センターが編集・発行する専門誌の創刊号。巻頭の太田インタビューは観世栄夫「わが演劇・わが闘争」。特集「グローバリゼーション」は「9.11の衝撃と麻痺から世界はどう動き出すのか、舞台芸術は現実に対する実践的応答である」と考える編集者たちからの問題提起とメッセージ。インド、インドネシア、ユーゴスラビアなど海外の今日の状況も報告されている。

「ワークショップ」になにが...芸能と教育ブックレット〈02〉 「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

「ワークショップ」になにができるか?−「多様性」と向き合うための知恵−

「演劇と教育ブックレット02」として、障碍を持つ青年や不登校の生徒、さては海外のストリート・チルドレンなど、さまざまな子どもたちと行われている演劇・身体表現ワークショップの可能性と課題を示す。石川泰(作曲家・心理カウンセラー)、熊谷保宏(日大演劇学科)、若栗文則(都立養護学校)の三人がそれぞれの現場や実践を紹介し、また鼎談「あらゆる場所が「ワークショップ」に」で語り合う。

教育と芸術・新たな関係―海...芸能と教育ブックレット   「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

教育と芸術/新たな関係−海外の事例に学ぶ

「演劇と教育ブックレット03」として英米の実例を紹介し、あわせて日本の現況に論究する。林睦「アーティストが街に学校に−アメリカの場合」、中山夏織「演劇と教育のジクソーパズル−イギリスの場合」。「芸術教育はいま動いている−日本の現況」は、演劇教育の長い歴史と豊かな実践に触れられるほどのスペースがなく残念。次の機会に期待したい。

インプロゲーム―身体表現の... 「演劇と教育」8+9月号新刊・旧刊でご案内

インプロゲーム−身体表現の即興ワークショップ」 絹川友梨

即興で表現を楽しむインプロ・ゲームを集大成。インプロは、深い考察から生まれたルールと哲学を持っているにもかかわらず、誰でもやることができる上に、子どもの遊びのような楽しさがある。大人から子どもまで、俳優を志す人からコミュニケーションのテクニックを身につけたい社会人まで、それぞれに活用できる即興ワークショップ。

芸術による教育  「演劇と教育」7月号新刊・旧刊でご案内

「芸術による教育」 ハーバート・リード著

山田康彦さん書評

からだほぐしを楽しもう〈1〉... 
からだほぐしを楽しもう〈2〉...
からだほぐしを楽しもう〈3〉...
「演劇と教育」7月号本棚でご案内

からだほぐしを楽しもう 全3巻

新学習指導要領の体育科に導入された「体ほぐしの運動」を、編集同人の問題意識と視点から、子ども自身が自分たちで開いて見たり読んだりする絵本として提示したもの。@ゆったりイキイキからだきづき(高橋和子=横浜国立大学)、Aのびのびワクワクからだあそび(原田奈名子=佐賀大学)、Bわいわいドキドキからだたんけん(久保健=宮城教育大学)からなる。児童書ではあるが、教員や保育者が指導に際して押さえておきたい基本的なポイントを示す、身体と運動のわかりやすい参考書にもなっている。
(各巻A4判上製五五ページ、一八○○円、汐文社)

 文化行政―はじまり・いま・... 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

文化行政―はじまり・いま・...

一九八○年代に発足した日本文化行政研究会が「自立した個性ある文化の根づく地域づくりをめざす市民・行政の協働の書」として、これまでの成果と展望を示す。大阪・埼玉・神奈川の文化行政の歩みを具体的に検証しながら、文化行政、文化政策とはなにか、どうあったらよいかを探る。また、「文化のまちづくり」を積極的に進める吹田市や八尾市の例などの興味深い報告から、地域における市民参加の進め方や、さらに、行政の「文化化」という今日。将来的課題をどうするかについての考察にも、具体的な示唆に富む。
(B6判一九七ページ、ニ八○○円、水曜社)

まるごとにんじゃ   「演劇と教育」7月号本棚でご案内

まるごとにんじゃ

今子どもたちに人気の忍者ごっこを指南する書。奥深い忍者修業の道が絵本仕立てで親しみやすく、わくわくどきどきがますます募ってきそう。漫画やテレビの忍者も付録として登場するが、ちょっとした資料館にもなっている。
(A5判六四ページ、一四〇〇円、草土文化)

 短編劇集 中学校のメルヘン中学校劇作シリーズ〈7〉 「演劇と教育」7月号本棚でご案内

短編劇集 中学校のメルヘン中学校劇作シリーズ〈7〉

大阪発の「中学校劇作シリーズ」の第七巻。上演用、練習用として「ロマンティック」「ハッピーバレンタインラプソディ」「眼りの干しリンゴ」「門の向こうへ」「モノの国からの贈り物」「あしみ(山の精たちは語った)」「たまにはこんなクリスマス」「月にほえる(千年少女かぐや)」の八編収載。生活劇あり時代劇ありだが、メルヘン調の作品群は、この劇作グループらしい遊び心にあふれている。日本演劇教育連盟会員の作品が多い。
(B6判二二八ぺ-ジ、二一〇〇円、青雲書房)

対話のレッスン   「演劇と教育」6月号新刊・旧刊でご案内

「対話のレッスン」 平田オリザ著

照屋洋さん書評

 林光・歌の本 4

「演劇と教育」4月号本棚でご案内

 「林光・歌の本W−ことに寄せる歌」  林光作曲 

  「神々と善人たちの無防備状態の歌」や「けっして来ない聖者の日」ほかブレヒトの芝居
 「セチュアンの善人」や、福田善之「真田風雲録」などの劇中で歌われた曲のほか、
 木島始「しゅっぱつ」、ロルカ「新しい歌」等々の36曲を収めている。“こと”とは、
 空とか未来とか連帯とか「在るけれども、または在ると信じることができるけれども、
 手にとれないもの」と考える林光の想像力が美しいメロディーを創り出している。

身体感覚を取り戻す―
腰・ハ...NHKブックス 
「演劇と教育」3月号新刊・旧刊でご案内

「身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生」  斎藤孝著

西山直子さん書評

中西和久 ひと日記 

「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「中西和久ひと日記」 中西和久著

書名は1997年5月に始まったKBC九州朝日放送のラジオ番組名。ひとり芝居で知られる俳優・中西和久が、人権尊重の思想に立ってしたたかに生きる有名無名の人と語る(語らせる)。永六輔「差別意識と押しつけ」、シンガー・ソングライター「本田路津子「神様の愛を手話で歌う」、子ども劇場福岡県センター・大谷順子「自己表現はドラマづくりで」、劇団道化・篠崎省吾「福岡の劇団であることからの出発」など19人の生き方と出会う。

高校演劇Selection (2001上) 
高校演劇Selection (2001下)
「演劇と教育」3月号本棚でご案内

「高校演劇セレクション2001上・下」  佐々俊之・坊丸一平・町井陽子・西沢周市編

上巻には「コンスタンスいこう」赤間幸人、「スイッチ」阿部雅浩、「ジャンバラヤ」大垣ヤスシ、「また夏がきて」州浜昌三、「「山姥」土田峰人、下巻には「ホット・チョコレート」曽我部マコト、「綱を引く」大原克之、「雨の街、夜の部屋」望月羚、「ぐだふたぬん あんどめりぃくりすます」菅原貴人、「いつか僕をさがして」谷崎淳子の各5作品を収載。